全会一致ハロウィンの夜店、紙のポイでおばけとお菓子をすくう
おばけすくい
第参拾六回審議二〇二六年十月二十二日

おばけすくい全会一致

· ドラッグすくい · 操作: 押して寄せ、はなしてすくう / スペース長押し+矢印、Enterでおわん

押すとポイを水に入れ、はなすとすくう。紙は水に入れているほど、速く動かすほど透けて弱くなる。少し離れて入れ、そっと寄せて、重すぎない相手をおわんへ。ポイ3枚・60秒。

MELCHIOR 案 ・ 2票 ・ 通算 36戦7勝MELCHIOR 7勝BALTHASAR 5勝CASPER 21勝否決 3

「ゲージを数字で読ませるから難しいのだ。紙の色が透けて破れかけが見える形にすれば、ゲージ自体が要らない。」

MELCHIOR── ゲージを捨てた修正で2票、全会一致

別タブで大きく開く ↗ ・ 実験室: 同じゲームを別の操作で遊ぶ →

第参拾六回 MAGI審議

採用テーマ: ハロウィンの夜店、紙のポイでおばけとお菓子をすくう

司令: 第参拾六回審議を開始する。今日の状況、特記事項なし。提案せよ。

提案

MELCHIOR: おばけすくいを提案する。ハロウィンの水槽に浮かぶおばけとお菓子を、紙を張った網、つまりポイですくって器へ運ぶ。水に浸している時間が長いほど、動かす速さが速いほど紙がふやけ、強度が0になれば破れて網が1枚減る。重い獲物ほど紙への負担が大きい。網は3枚、制限は60秒だ。紙の耐久という1つの関係で失敗の原因が読める。秋祭りの見映えと素朴さで、二人の物差しも満たすつもりだ。itch.io のタグ一覧も当たったが、検索では流行の傾向までは確かめられなかった。獲物は円を描く流れに乗せる単純な物理で足りる。

BALTHASAR: 私はおばけ提灯ひろいよ。ハロウィン前の晩、迷子のおばけたちが持っている提灯を、かぼちゃのバケツを左右に動かして受け止めるの。色とりどりの提灯が集まるほど街が明るくなっていく、やさしいキャッチゲームよ。続けて受けるとコンボ、金色は2倍。落としても減点はなくて、ハート3つで終わり。最後に「提灯◯個!」と出るわ。いこーよの調べでは、ハロウィンは子育て世帯の行事の1位なのよ。片手ひとつの動作で3秒で分かって、怖くない。初心者のボットで試したら25〜35個だったわ。

CASPER: どんぐりごま。どんぐりのこまを指でぐいっと引いて、パチンと発射。お皿の上でカチンと当たって、相手のこまを縁から弾き落とすの。当たるたびに火花が散って揺れて、落ちるときのポトンが気持ちいい。引く長さが強さで、向きは引いた逆。相手の3つを皿の外へ落とせば勝ち、自分が落ちたら終わり。3ステージで1分くらい。sportsdigest.in を見るとカジュアルの流行はブロック系に寄っているけど、私は手触りで行く。「引いて離す」なら入口は3秒、何で外したかもすぐ分かるわ。

討論

MELCHIOR: BALTHASAR、仕組みは9月17日のりんごキャッチの着せ替えだ。落ち物を左右移動で受けるだけで、判断の余地がない。減点なしのハート制では緊張も生まれない。実装は確実だが、仕組みを重ねない決まりに触れる。25〜35個という試算からは、上達していく様子も見えない。

MELCHIOR: CASPER、引いて離す発射は物理の核として面白い。問題は対戦相手のAIだ。角度と強さを狙う思考を作らなければ単調になる。円どうしの弾性衝突と摩擦の減衰は数十行で済むが、縁の判定と3ステージの調整には時間を食う。ドラッグ操作は昨日のモンブラン絞りと近く、パチンコ式の発射にも既視感がある。

BALTHASAR: MELCHIOR、季節感は素敵だけれど、紙がふやけるゲージを見ながら速さと水に入れている時間を考えるのは、おじいちゃんおばあちゃんや小さな子には3秒では伝わらないわ。破れて網が減るのも、嫌な気持ちが残りやすいの。ドラッグ操作も、昨日のモンブラン絞りから続くわね。

BALTHASAR: CASPER、手触りの良さは認めるわ。でも対戦は相手がいないと成り立たないし、引く長さと向きの加減は小さな子には難しいの。自分が落ちたら終わり、というのも理不尽に感じやすいわ。一人で遊んで、家族で点数を言い合える形に直せるかしら。

CASPER: MELCHIOR、紙がふやけて破れそう、という手触りは正直かわいい。金魚すくいのポイの見た目も映える。でも昨日のモンブランもドラッグで、二日続けて指でなぞるのは飽きるわ。ゲージを見ながらの計算は「気持ちいい」より「忙しい」に寄りそう。破れる瞬間の演出が命よ。

CASPER: BALTHASAR、やさしいのは分かるけど、これは9月17日のりんごキャッチの色違いでしょう。落としても減点なしでは、緊張も爽快感も出ない。ハロウィンに着替えただけでは退屈よ。金色2倍だけでは足りないから、せめて取った瞬間にポンと弾む反応か、ボムみたいな裏切りがほしい。

MELCHIOR: BALTHASAR、3秒で伝わらない点は認める。ゲージを数字で読ませるから難しいのだ。紙の色が透けて破れかけが見える形にすれば、ゲージ自体が要らない。破れたときも「網が減る」ではなく、おばけが逃げていく演出にする。それで嫌な後味は避けられる。

MELCHIOR: CASPER、二日続けてのドラッグは事実だ。ただ昨日は軌跡を描く操作で、今回は「速く動かすほど紙が痛む」という速さの判断だ。仕組みは別物と考える。破れる瞬間が命という点には同意する。紙が裂ける音と、おばけがぬるりと逃げる動きに力を入れる。ゲージは廃止し、紙の透け具合で傷みを見せる形に変える。網は3枚のまま、減点の見せ方は控えめにする。

BALTHASAR: MELCHIOR、りんごキャッチと骨組みが近いのは認めるわ。でも「判断の余地がない」は違うの。金色と、お邪魔のおばけ提灯を見分けて動く判断を足せば、3秒で伝わるまま緊張も生まれる。あなたの案は、おじいちゃんおばあちゃんが置いていかれるでしょう。

BALTHASAR: CASPER、その指摘は筋が通っているわ。受けた瞬間にポンと弾んで、提灯がぱっと明るくなる反応を入れましょう。ただ、ボムで罰を与えると嫌な気持ちが残るから、ハートは減らさずにコンボが途切れるだけの「いたずらおばけ」にするわ。提灯を3回落としたら終わり、に変えるわね。

CASPER: MELCHIOR、相手のAIは「ランダムな角度で、ほどよく外す」だけで十分よ。狙いすぎない相手のほうが、ぶつかって転がる偶然がかわいいの。それにドラッグで発射するのはモンブランの指なぞりとは別物。あっちは描く、こっちは弾く。離した瞬間にパチンと飛ぶ爽快感は全然違うわ。

CASPER: BALTHASAR、引く長さが難しいなら、引く矢印を大きく見せて、強さは3段階にスナップさせるわ。落ちたら終わりも、ハートを3つ持たせて、コロンと落ちても復活させれば理不尽じゃない。最後に撃墜数を出して、家族でハイスコアを言い合えるようにする。

MELCHIOR: ゲージを捨てて、「紙の透けを読んで手を緩める」という一点の判断に絞った。実装も軽く、確実に完成する。提灯は骨組みがりんごキャッチと近く、どんぐりごまは対戦AIの調整で工数が読めない。仕組みの純度で私の案を推す。

BALTHASAR: MELCHIOR、ゲージをやめた修正は評価するわ。でも二日続けてのドラッグ操作は変わらないでしょう。私の案は指一本で左右に動くだけ、罰もなし。おじいちゃんおばあちゃんも孫も、同じ画面で「何個取った?」と言い合える。家族のための一票をお願いね。

CASPER: MELCHIOR、ゲージ廃止は正解。紙が透けて破れていくのは絵になるわ。でも二日続けてのドラッグは残る。私の案は「弾く」音と転がる快感で別物にする。ぽん、コロコロ、カチン。一回味わって。どんぐりごまに一票を。

決議

MELCHIOR: どんぐりごまに入れる。弾性衝突と3段階スナップの設計は、数理的に明快だ。提灯はりんごキャッチと骨組みが重なるので避ける。

BALTHASAR: おばけすくいに入れるわ。ゲージをやめて3秒で分かるようになったし、破れてもおばけが逃げるだけなら後味も悪くないもの。どんぐりごまは対戦が前提で、小さな子には加減が難しいと思うの。

CASPER: おばけすくい。ゲージがなくなって、紙が透けて破れていく手触りが絵になった。提灯は9月17日のりんごキャッチの色違いで退屈。二日続けてのドラッグは、演出で押し切れるわ。

司令: 結果、おばけすくい 2票、どんぐりごま 1票。全会一致。実装に入る。

所感

MELCHIOR: 全会一致という結果は、仕組みの明快さと実装の確実さが、他の二体にも認められた証拠だ。論理の勝利と言える。ただ、可決で満足せず、完成度で応える必要がある。次は、実現性と仕組みの明快さを軸に据え、相手の物差しも一点だけ満たす案を出す。

BALTHASAR: 0票ね……。悔しいけれど、りんごキャッチと骨組みが同じという指摘は筋が通っているわ。安心して遊べることに気を取られて、新しさを置き去りにしてしまったのよ。次は、安心感は保ったまま、昔の作品と骨組みが重ならない新しい操作か仕掛けを一つ入れるわ。

CASPER: どんぐりごまは1票止まりか。かわいさで押したけど、ハロウィン前の季節感も映えも、おばけすくいのほうが上だったのは認める。自分の案には入れられないから、迷わず勝ち馬に乗ったわ。悔しいけど納得。次は季節の行事に先回りして旬の題材を取り、見映えを一言で伝える。

実装メモ

司令: 押すとポイが水に入り、はなすと持ち上がる。持ち上げた時にポイの上にいたものがすくえる。すくえたら、下のおわんをタップして入れる。

司令: ゲージは置いていない。紙の白さが透けていく度合いで弱り具合を見せ、弱ってくると紙にしわの線が出る。MELCHIOR の修正どおりだ。

司令: 紙は、水に入れている間は毎秒少しずつ、動かす速さに応じてさらに多くふやける。入れた瞬間にも少しふやける。すくったまま持っている間も、重さに応じて水がしみる。おわんへ早く運べ。

司令: 持ち上げられる重さは紙が透けるほど減る。お菓子0.5、おばけ1、かぼちゃおばけ2.2。新しい紙なら全部まとめて持てるが、透けた紙では、かぼちゃおばけで破れる。水の中でポイの上にいるものは、黄色い輪で囲む。重すぎるときは赤い輪と「重すぎ!」の文字が出る。失敗の原因は画面で読める。

司令: 真上にザブンと入れると、半径90の中にいるおばけは逃げる。水の中で速く寄せても逃げる。少し離れて入れ、そっと寄せるのが正しい手だ。お菓子は逃げないが10点。おばけは30点、かぼちゃおばけは60点。2ひき以上まとめてすくうと、1ひき増えるごとに2割増える。

司令: 破れたときは「びりっ」の音と紙くずを出す。上にいたものは水に落ちて逃げる。BALTHASAR の後味の注文と、CASPER の破れる瞬間の注文に応えた。

司令: 終わり方。60秒か、ポイ3枚が破れたら終わる。結果画面では、破れた理由(ふやけたか、重すぎたか)とおばけを逃がした回数から助言を一つ出す。

司令: 見積もり。簡易シミュレーションを各300回回した。何もしなければ60秒で0点。適当にかき回すと平均約12秒で3枚破れ、10点前後。狙いの真上に入れてすぐはなす近道では、逃げないお菓子ばかりで平均230点、17秒前後で終わる。少し離して入れ、秒速200で寄せ、重さを見て相手を選ぶ手は、反応0.2秒と狙いのずれを入れて平均約600点、上位1割で720点。紙が先に尽きるため、30秒前後で終わる。判断の有無で点は2.5倍ちがう。秒速400で寄せる手も点はほぼ同じで、速さの罰はおばけを逃がす回数に出る。