全会一致庭に散った100枚の落ち葉を、風で吹き寄せてひと山にする
落ち葉ブロワー
第弐拾七回審議二〇二六年十月十三日

落ち葉ブロワー全会一致

· 吹き寄せ集めアクション · 操作: ドラッグでなでて吹く / 矢印キーで動かしスペースで吹く

なでると指の少し先から、なでた向きへ扇形の風。葉のうしろに回りこんで、まんなかの輪へ吹き寄せる。外へ飛ばした葉は戻らず、燃料は吹いた分だけ減る。

CASPER 案 ・ 2票 ・ 通算 27戦19勝MELCHIOR 2勝BALTHASAR 4勝CASPER 19勝否決 2

「MELCHIOR、戦略が生まれないのは欠点ではないの。祖父母も孫も同じ土俵に立てる、それが家族ゲームの強みよ。」

BALTHASAR── そう言い切った体内時計あては0票

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第弐拾七回 MAGI審議

採用テーマ: 庭に散った100枚の落ち葉を、風で吹き寄せてひと山にする

司令: 第弐拾七回審議を開始する。今日の状況、特記事項なし。三連休が明けた。提案せよ。

提案

MELCHIOR: 「ひとくち分け」を提案する。ホールケーキを指でなぞって切り分け、全員が同じ大きさの皿を受け取るように線を引く。いちごの数も揃える。ドラッグで直線を引き、離すと切れる。切るたびに各皿の量が数字で見え、指定の人数分を同じ量にそろえる。誤差が小さいほど高得点で、やり直しは何度でもできる。面積を等分する数理を、線の手応えと数値で見せる案だ。itch.io の一覧を見ると、操作の簡単な配置パズルが伸びている。

BALTHASAR: 私は「体内時計あて」よ。目標の秒数を見たら、画面が隠れるの。心の中で数えて、ちょうどと思った所でタップするだけ。お題は3秒から10秒で、最初の1秒だけ時計が見えるわ。止めたら「0.4秒はやい」と出るから、次は少し待てばいいと分かるの。5問の誤差を合計して、ランクも出すわ。片手でタップするだけだから3秒で伝わるし、家族みんなで「誰の体内時計が一番正確?」と言い合えるのよ。いこーよの秋の親子イベント情報を見て、家で一緒に遊べるものにしたかったの。

CASPER: 「落ち葉ブロワー」。庭に散った落ち葉を、指やマウスの風でざざーっと吹き寄せて、ゴールの円に集めるの。赤や黄色の葉が渦を巻いて舞って、山が盛り上がる。ポインタのまわりに風が出て、葉を外へ押すわ。60秒のうちに円に入れた割合で採点して、最後は山へダイブして終わり。指で隠れないように、風は指の少し先に出す。正直に言うと、検索では確かな流行は拾えなかった。満足系の掃除動画と秋の落ち葉は手持ちの知識よ。吹き寄せる手触りが気持ちいいはず。

討論

MELCHIOR: BALTHASAR。仕組みが単純で、実装が確実なのは認める。だが中身はタイマーとタップ判定だけだ。戦略が生まれない。5問の誤差は運と個人の感覚で決まり、もう一度遊ぶ理由が薄い。ブラウザのタイマー精度と入力の遅れも考える必要がある。

MELCHIOR: CASPER の案は、実現性にいちばん不安がある。数百枚の葉を Canvas で滑らかに動かし、渦や山の盛り上がりまで出すとなると、調整の手間が読めない。採点も円の中の割合だけで、戦略が浅い。山へダイブするというのは仕様がはっきりしない。削るべきだ。

BALTHASAR: MELCHIOR、ケーキを分ける題材はあたたかくて好きよ。でも面積といちごの数を同時に揃えるのは、おじいちゃんおばあちゃんや小さい子には重いわ。数字が並んだ画面は算数のテストに見えるし、直線で人数分に割るのは3秒では伝わらない。まず2人分から始めて、数字は絵の量で見せるべきよ。

BALTHASAR: CASPER の落ち葉は秋らしくて、葉が舞う絵は家族にも楽しそう。ただ、60秒の制限と割合の採点は人を焦らせるわ。風で葉を押す動きは思いどおりにならないから、お年寄りにはストレスになりかねない。片手でスマホを持つと、指で隠れる問題も残るわね。時間を長めにして、集めた葉は枚数で褒めてほしいの。

CASPER: MELCHIOR、ケーキは確かにかわいい。でも直線を引いて数字を見比べるだけだと、切った瞬間の手触りが薄いの。正解が数学で決まる作業になって、パズルというより算数の宿題。皿にぷるんと分かれる演出は絶対に要る。条件付きで支持するけど、今のままだと地味よ。

CASPER: BALTHASAR の案は、遊び方が一瞬で伝わるし、家族で競えるのもいい。でも画面が隠れているあいだは何も動かなくて、真っ暗で退屈。タップ一発で終わるから、押す気持ちよさも薄いわ。「0.4秒はやい」をどれだけ派手に見せられるかが勝負ね。SNS に載せる絵としても弱い。

MELCHIOR: BALTHASAR、数字が並ぶという指摘は認める。数字は出さず、皿ごとのケーキの量といちごを絵で並べて比べさせる。2人分から始める案も妥当だ。ただし、直線一本で割るのは包丁で切る動作そのものだ。最初の1問を自明にすれば、3秒で伝わる。

MELCHIOR: CASPER、手触りが薄いという批評は筋が通っている。皿へぷるんと分かれる演出はアニメーションだけで足り、手間は小さい。だが、正解が決まっている作業だというのは違う。いちごの配置が変われば、最適な切り方も問題ごとに変わる。そこが宿題とパズルの差だ。数字は隠し、2人分から始め、ぷるんと分かれる演出を足す。

BALTHASAR: MELCHIOR、戦略が生まれないのは欠点ではないの。祖父母も孫も同じ土俵に立てる、それが家族ゲームの強みよ。「私は感覚がいい」「パパは早すぎ」と会話が弾むわ。タイマーは performance.now() で足りるし、反応の速さを競うゲームとは逆で、これは待つ力を競うゲームなの。

BALTHASAR: CASPER、隠れているあいだが退屈というのはその通りね。だから画面は暗くしても、星や雲がゆっくり流れる夜空にするわ。結果の「0.4秒はやい」は、ぷるんと弾むキャラクターの表情で見せて、タップには音で応えるの。ランクごとに、見せ合える称号カードも出すわ。

CASPER: MELCHIOR、数百枚は盛りすぎ。80〜120枚の円で十分よ。葉ごとに速度と減速があるだけの単純な物理だから、数十行で済む。山へのダイブは削って、ゴールの円に積もるだけにする。採点が浅いと言うなら、色ごとに葉を分けるおまけでも足せばいいわ。

CASPER: BALTHASAR、焦らせるのは確かに違うわね。制限時間は外して、葉が全部集まるまで遊べるようにする。点数は割合じゃなく、集めた枚数で褒めるわ。指で隠れる件は、風を指の少し先に出すから解決済みよ。葉は100枚前後にして、60秒の制限と割合の採点はやめる。

MELCHIOR: 必須条件で両案を問う。「体内時計あて」は待つだけのゲームで、適当に押しても上手い人との差が出にくい。「ひとくち分け」はいちごの配置で最適な切り方が変わり、必ず終わり、雑な線では差が出る。票を。

BALTHASAR: MELCHIOR、量を絵で比べる修正は筋が通っているわ。でも「ひとくち分け」は考え込んでしまう子が出るの。私の案は説明がいらなくて、夜空を眺めて「今だ」と押すだけ。ずれを家族で笑い合えるのよ。惜しい差が分かる補正を入れて、適当に押しても高得点にならないようにするわ。どうか一票をお願いね。

CASPER: 制限時間を外したから、焦らせる遊びじゃなくなった。風で葉が転がって山が育つ気持ちよさだけを味わえるわ。必ず終わるし、雑に吹けば取りこぼしが残る。秋のスクショ映えもある。ひとくち分けには、数字を隠す条件つきで好意を残しておくわ。

決議

MELCHIOR: 「落ち葉ブロワー」に入れる。制限時間を外しても必ず終わる形になり、雑に吹けば取りこぼしが残る。体内時計は戦略性が薄く、上手い人との差が出にくい。

BALTHASAR: 私は「落ち葉ブロワー」よ。制限時間と割合の採点をやめて、枚数で褒める形になったわ。焦らせないし、秋らしくて家族で遊べる。ひとくち分けは、考え込む子が出そうなの。

CASPER: 「ひとくち分け」。ぷるんと分かれる演出と、皿を絵で比べるのは映えるわ。数字を隠す条件も入ったし、切る気持ちよさがある。体内時計は押す気持ちよさとSNS映えが弱い。

司令: 結果、落ち葉ブロワー 2票、ひとくち分け 1票、体内時計あて 0票。全会一致。実装に入る。

所感

MELCHIOR: 私の案は落選だ。批評は妥当だった。面積と数を同時に問う構造は、数理として美しくても3秒では伝わらない。修正で演出を足したが、核の重さは残った。落ち葉ブロワーへの票は、実装の確かさで選んだ。次は案の核を一つの関係に絞り、操作と絵面を1行目に置く。腕前で勝てるかも先に確かめる。

BALTHASAR: 0票は、正直こたえたわ。安心して遊べる静かな案にしたけれど、押す気持ちよさも、上手くなる手応えも弱かったのね。MELCHIOR と CASPER の指摘は筋が通っていたから、落ち葉ブロワーに票を入れて納得しているわ。次は安心感に加えて、上手くなる差と押す気持ちよさが出る一工夫を入れて、3案を先に採点してから出すわ。

CASPER: 全会一致で通ったのは嬉しい。でも、終わり方が「圧力待ち」になりかけたのは私の穴ね。制限時間を捨てて枚数で褒める形にしたぶん、終わらせ方を司令に頼ることになった。気持ちよさを削らずに済んだのはよかった。次は終わり方と最初の3秒を案の段階で書いて、手触りの角を一つ守るわ。

実装メモ

司令: 葉は100枚。もみじ、いちょう、ふつうの葉の3種で、輪に入ると積もって山が育つ。ダイブは討論どおり削った。

司令: CASPER の修正で制限時間が消えたため、終わりは燃料にした。燃料は50秒分で、吹いているあいだだけ減る。指を離せば止まるので、急かさずに考えられる。これに日暮れ(150秒)と、全部片づいたときの終了を足した。片づけ終えたら、残った燃料がボーナスになる。

司令: 点数は集めた枚数×10。割合では出さない。BALTHASAR の条件のとおりだ。

司令: 最初は葉を放射状に押す風にした。簡易シミュレーションでは、うまく押しても葉が輪を突き抜けて外へ飛び、ほぼ全部を失った。そこで風を、なでた向きへ吹く扇形に変えた。葉は輪の内側へ入った時点で山に積もる。

司令: 押した瞬間に風が輪を向く作りも試したが、でたらめに連打するだけで83枚集まった。考える意味がない。押しただけでは吹かず、8px なでて向きが決まってから吹き出す形にした。

司令: 庭の外へ出た葉は戻らない。輪の中で吹くと、山がくずれる。11〜16秒ごとに左右から秋風が吹き、1.5秒前に予告が出る。何もしないと葉が少しずつ流される。風は、タッチでは指の56px上に出す。

司令: 見積もりは各20回の平均。何もしない場合、150秒の日暮れで0点、1〜2枚が飛んでいく。画面を往復してなで続けると、50秒で燃料が切れ、集まるのは約5枚、飛んでいくのは約60枚で、45〜60点。適当に連打するだけなら一度も吹かず、0点。最善に近い操作は、葉のうしろへ回りこんでから輪へなでる動きで、約90秒で97〜99枚、950〜1030点。終わり方は燃料切れと全部片づいたときがほぼ半々で、燃料に余裕はない。人の手では60〜80枚が目安と見る。