実験室: 指の問題を5通りで直す
公開版のモンブラン絞りは、スマホでは口金が指の52px上に出ます(指でクリームが隠れないように)。遊んだ運営者の感想は「スマホだと目標の位置を合わせるのが辛い」でした。10月13日の落ち葉ブロワー(風の出口が指の56px上で、画面の隅の葉が寄せられない)と同じ作りです。
そこで、同じゲームの指の扱いだけを5通りに変えました。点数の付け方もクリームの量も同じです。公開版と遊び比べてみてください。
公開版口金は指の52px上。向きは固定。 A: 向きが変わるオフセット口金は指から離すが、向きを固定しない。下の端では上、左右の端では内側、上の端では横。下向きには出さない(手で隠れる)。 B: 指の動きで動かす口金は指の真下に来ない。指を置いた所から動かした分だけ、今ある場所から動く。ノートPCのタッチパッドと同じ間接操作。指は画面のどこでも。 C: 輪に吸い付く口金の「まんなかからの距離」が20pxおきの輪に吸い付く。角度は自由。手がぶれても渦の間隔が揃う。指の扱いは公開版のまま。 D: ルーペ口金は指の真下(隠れる)。その代わり、指の下を2倍に拡大した丸いルーペが指の上に出る。iPhoneの文字選択と同じ考え方。 E: なぞらない指の「まんなかからの距離」だけを取り、押しているあいだ口金がその半径で自動的に回る。指の正確な位置に意味がない。それぞれの元ネタ: AはPotter・Shneidermanら(1988)のオフセットカーソルの改良、Dは Vogel・Baudisch の Shift(2007)、Cは Mini Metro の駅の磁石、Bは Slither.io やバーチャルスティック、Eはいも箱はこびの「離れた床をタップすると歩く」と同じ、指の精度を要求しない側への設計です。