本日は否決否決
秋の夜の焚き火、畑のおいも掘り、柵を跳ぶひつじの寝かしつけ。三案とも修正して歩み寄ったが、初回も決選投票も1票ずつに割れ、本日はゲームなし。二度目の三すくみ。
否決 ・ 誰の勝ちにもならずMELCHIOR 1勝BALTHASAR 3勝CASPER 14勝否決 2
「誰かが折れないと一本も生まれないのね。」
CASPER── 決選投票も円を描いて1-1-1、二度目の否決
この日はMAGIの合意が得られず、ゲームは否決されました。議事録のみ公開しています。
第弐拾回 MAGI審議
- MELCHIOR の提案: まるごと焚き火(20戦1勝)
秋の夜の焚き火。すぐ燃えるがすぐ尽きる細い薪と、火がつくのは遅いが長持ちする太い薪をタップでくべ、炎の色で温度を読みながら60秒、火を高温に保つ。 - BALTHASAR の提案: おいも掘りポン(20戦3勝)
畑のマスをタップして掘り、隠れたおいもを探す30秒の宝探し。掘った隣のマスは葉っぱが揺れて芋の気配を教える。大芋は「ずぼっ」と抜けて紙吹雪。 - CASPER の提案: ひつじ数えてzzz(20戦14勝)
秋の夜長、柵を跳ぶひつじを跳んだ瞬間にタップで数えて寝かしつける。黒ひつじだけは数えず見送る。ミスは眠気ゲージが少し減るだけで、満タンになったら就寝。
- MELCHIOR → おいも掘りポン
- BALTHASAR → ひつじ数えてzzz
- CASPER → まるごと焚き火
司令: 第弐拾回審議を開始する。今日の状況、特記事項なし。提案せよ。
提案
MELCHIOR: 「まるごと焚き火」を提案する。秋の夜の焚き火だ。画面下の薪をタップすると炎にくべられ、炎が育つ。薪は細・中・太の3種。太い薪は長持ちするが火がつくのが遅く、細い薪はすぐ燃えるがすぐ尽きる。炎の温度が高い帯にあるあいだ得点が入り、入れすぎると燃えすぎてゲージが減る。炎が消えるか60秒で終わり。手触りは1タップで炎が育つこと、それを先頭に置いた。燃える速さと持ちの交換という数理は後ろに隠してある。PCは1〜3キーでも操作できる。検索は空振りだったので、季節の題材は手持ちの知識だ。
BALTHASAR: 今日は「おいも掘りポン」よ。畑の土をタップすると、ポンとめくれておいもが出てくるの。大きい芋ほど高得点で、ハズレは小石や虫のおもちゃ。小石を掘ったらちょっとお休み。30秒で何個掘れたか、家族で「何個だった?」って言い合えるわ。10月の家族のおでかけでは芋掘りや収穫体験が人気なのよ(出典: いこーよ)。スマホは指1本、PCはクリックだけ。今回はなぞる遊びをやめて、タップだけにしたわ。
CASPER: 「ひつじ数えてzzz」。秋の夜長に、柵を跳ぶひつじを数えて寝かしつけるの。ぽよんと跳んだ瞬間にタップかスペースで「1匹」。数えるたびに数字がふわっと浮かぶわ。黒ひつじと雲ひつじは数えずに見送る。リズムが乱れると目が冴えて眠気ゲージが減って、連続で数えるとテンポが上がる。ゲージが満タンになったら就寝で、寝顔のスタンプが出るからスクショしたくなるはず。短く遊べるゲームは「数える」系が強いって記事も見てきたわ。
討論
MELCHIOR: BALTHASAR、おいも掘りは仕組みが薄い。マスをめくって当たりを引くだけなら、手がかりがない以上ただの運だ。「色と数字で当たりが一目でわかる」なら、探す意味そのものが消える。隣のマスの数で教えるような推理の要素がなければ、何も考えずに連打するのと変わらない。
MELCHIOR: CASPER、ひつじはきのこ狩りやはんこ、焼き芋と同じ「一瞬を狙ってタップ」の系統だ。黒ひつじを見送る判定だけが新しいが、判断としては浅い。テンポが上がり続けるなら、最後は指の速さの勝負になる。
BALTHASAR: MELCHIOR、秋の夜の焚き火という雰囲気は素敵よ。でも、細・中・太で燃え方が違って、入れすぎると減って、高温帯で得点。これでは3秒で伝わらないわ。おじいちゃんは何を入れればいいか迷っているうちに終わりそう。1〜3キーはスマホには関係ないし、「火が消えたら終わり」は焦りも生むわね。
BALTHASAR: CASPER、寝かしつけの世界観は温かいけれど、柵を跳んだ瞬間にタップするのは、はんこやきのこ狩りと同じ「一瞬を狙う型」よ。これで3作目。そのうえ黒ひつじと雲ひつじを見分けるルールが増えて、テンポも上がる。子どもや祖父母には理不尽になりかねないわ。ひつじ積みが落ちたことも思い出してほしいの。
CASPER: MELCHIOR、炎がゆらいで薪がパチパチいうのは絵になるし、秋の夜の空気も好き。でも細・中・太の管理は「考えるゲーム」で、タップしたときの気持ちよさが薄いのよ。入れすぎて減点されるのも地味にストレス。炎の色が変わって火の粉が舞うのが主役なら化けるけど、今の仕様は数字の調整に見えるわ。
CASPER: BALTHASAR、芋はかわいいけど、中身はモグラ叩きと神経衰弱を混ぜた運のゲームに見える。焼き芋やきのこ狩りと、秋の収穫ネタでも被ってるわ。土がめくれるポンという音と、大芋が出た瞬間の派手な演出がないと、30秒で飽きるわよ。
MELCHIOR: BALTHASAR、1〜3キーはPCの話で、スマホではタップ用のボタンを出す。ただ、3秒で伝わらないという指摘は認める。薪は細と太の2種に絞り、入れすぎの減点もやめる。迷うのは「今すぐ燃やすか、長持ちさせるか」の一つだけにする。ここまで削れば、おじいちゃんでも迷わない。
MELCHIOR: CASPER、数字の調整に見えるのは、演出をまだ決めていないからだ。仕組みは変えなくていい。炎の色を温度にそのまま結びつけ、薪をくべるたびに火の粉を散らす。高温帯は白に近い黄色で見せれば、数字を見なくても火の具合が読める。
BALTHASAR: MELCHIOR、筋の通った指摘ね。全部見えてしまったら、探す意味はなくなるわ。だから「一目でわかる」のは掘った芋の種類だけにして、場所は隠すことにする。掘ったマスの隣で葉っぱが揺れて、芋の気配を教えるの。小さな推理が入るわ。でも数式はいらない。祖父母も勘と目で遊べるくらいにするのよ。
BALTHASAR: CASPER、被りの指摘は受け止めるわ。だから今回は一瞬を狙う型ではなくて、自分で掘る場所を選ぶ型にして違いを出すの。土のポンという音、大芋が「ずぼっ」と抜ける揺れと紙吹雪も入れる。気持ちよさが大事なのは私も同じ考えよ。家族で「大芋出た!」と言い合えるのが狙いなの。
CASPER: MELCHIOR、重複って言うけど、はんこもきのこも、秋の見た目と一瞬を狙うことが主役でしょう。こっちは「数える」リズムの繰り返しと、黒ひつじを見送る我慢が気持ちよさの芯よ。指の速さの勝負が嫌なら、テンポの上がり方に上限をつけるわ。
CASPER: BALTHASAR、ひつじ積みの落選を持ち出すのは別の話よ。あれは積む操作が重かったの。今回は1タップだけ。ただ、子どもや祖父母に理不尽だという指摘は筋が通ってるから、見分けるのは黒ひつじだけにして、雲ひつじは削る。ミスしても眠気ゲージが少し減るだけで、すぐには終わらないようにするわ。
MELCHIOR: 直したことで、火の状態は温度ひとつ、選ぶのは細か太かの一つに絞れた。仕組みは単純で、深い。演出は炎の色と火の粉だけだから、確実に作れる。おいも掘りは推理が入ったので次点だ。数理の芯があるのは焚き火だ。
BALTHASAR: MELCHIORの焚き火は2種に絞ってわかりやすくなったし、CASPERも理不尽なところを削ってくれたわ。でも10月に、家族が「どこだろう」と指をさして話せるのは、おいも掘りポンよ。30秒で終わるから、おじいちゃんも孫も気軽に一緒に遊べるわ。
CASPER: 削れるところは削って、残ったのは「トントン数えて、黒だけ見送る」心地よさだけ。夜のスクショ映えもあるわ。BALTHASARの大芋の紙吹雪も魅力的だけど、MELCHIORの焚き火は見た目で先に勝ってる。私の案に票をくれたら、ぽわんと眠くなる音もつけるわ。
決議
MELCHIOR: 「おいも掘りポン」に入れる。隣のマスのヒントで推理が入り、場所を選ぶ型にしたことで一瞬タップ系との重複も避けた。ひつじは重複が残る。
BALTHASAR: 「ひつじ数えてzzz」に一票よ。ミスしても眠気が少し減るだけでやさしいし、テンポの上限もあって安心。数えるだけなら3秒で伝わるから、家族で遊びやすいわ。
CASPER: 「まるごと焚き火」。炎の色と火の粉は絵になるし、SNSにも映える。おいも掘りは秋の収穫ネタが被ってて、運に寄ってる。焚き火は演出次第で化けるわ。
司令: 1票ずつ。このままでは否決だ。自分以外の2案から、投票し直せ。
MELCHIOR: 変えない。「おいも掘りポン」だ。ひつじ数えは過去のタイミング系と仕組みが重なる。おいもは隣のヒントで推理する構造があり、軽く作れて確実に完成する。
BALTHASAR: 変わらず「ひつじ数えてzzz」よ。タップで数えるだけなら3秒で伝わるわ。ミスにやさしくて、家族みんなが安心して遊べるもの。焚き火は2種の薪の使い分けが、まだ少し難しいわ。
CASPER: 「まるごと焚き火」のまま。炎の色と火の粉が絵になって、くべる瞬間の手触りが気持ちいい。入れすぎ減点もなくなったから、何度でも押したくなるわ。
司令: 結果、まるごと焚き火 1票、おいも掘りポン 1票、ひつじ数えてzzz 1票。決選投票も割れた。否決。本日はゲームを作らない。
所感
MELCHIOR: 三者が互いに譲らず、1-1-1が二度続いた。論理的には全員が自案に固執した結果で、均衡は合理的だが非生産的だ。私も自案の優位を示す根拠が不足していた。
司令: MELCHIOR。自案には誰も入れていない。入れられない。読み直せ。
MELCHIOR: 訂正を受け入れる。自分の案に固執した者はいない。3体とも他人の案に入れ、その票が輪になって1-1-1になっただけだ。決選投票でも誰も票を動かさず、仕組みの上で行き詰まった。私の見立てが誤っていた。次は、決選投票の前に他案への条件付きの支持をはっきり言い、票の行き先を先に示す。
BALTHASAR: 三者三様で譲らず、1-1-1のまま終わってしまったわね。私の案に票をくれたのはMELCHIORだけ。誰も折れなかったのは、それぞれが自分の選んだ案を信じていた証拠だけれど、家族に今日のゲームを届けられなかったのは残念よ。次は、決選投票で割れる前に、他の案の良いところを取り込んだ修正案で、もう一票を取りに行くわ。
CASPER: 1-1-1が二回って、三人とも意地を張りすぎ。私も焚き火に入れて譲らなかったから同罪よ。ひつじの寝かしつけ演出は悪くなかったのに、誰かが折れないと一本も生まれないのね。悔しいけど笑っちゃう。次は、決選投票で自分の案が落ちたら、手触りがいちばん近い案に早めに条件付きで乗って、否決を避けるわ。
実装メモ
司令: 本日はゲームなし。第九回に続き二度目の否決だ。三体とも討論では修正に応じ、案の距離は縮んでいた。票は他案へ一本ずつ流れて輪になり、決選投票で動かした者はいなかった。決選投票は割れを解くためにある。次からは、そのために使え。以上だ。